相続登記を放置するとどうなる? – 知らないと危険なリスクと対策
「相続登記は急がなくても大丈夫」と思っていませんか?実は、相続登記を放置すると、さまざまなリスクが発生します。
特に2024年4月からは相続登記が義務化され、放置すると罰則の対象にもなるため注意が必要です。
今回は、相続登記を怠った場合のリスクと、スムーズに進めるためのポイントを解説します。
1. 相続登記をしないと何が起こる?
相続登記を放置すると、以下のような問題が発生する可能性があります。
・ 売却や活用ができない
不動産の名義が被相続人のままだと、売却はもちろん、賃貸に出すこともできません。
・ 相続人が増えて手続きが複雑化
時間が経つと、新たな相続が発生し、関係者が増えることで手続きが難しくなります。
・ 他の相続人とのトラブル
遺産分割が進まず、相続人同士で意見が合わずに揉めるケースも少なくありません。
・ 相続登記義務違反で過料の対象に
2024年4月からは、相続登記を3年以内に行わないと、10万円以下の過料が科される可能性があります。
2. 実際に起こった相続登記の放置トラブル
ケース1:相続人が増えすぎて登記が困難に
50年前に相続登記をしないまま放置されていた土地があり、いざ手続きしようとしたら相続人が30人以上に増えていた。
全員の同意を取るのが困難で、手続きが頓挫。
ケース2:売却のタイミングを逃す
相続人が売却を考えていたが、登記をしていなかったため手続きに時間がかかり、結果的に不動産価格が下がってしまった。
3. 相続登記をスムーズに進める方法
相続登記をスムーズに進めるために、以下のステップを実践しましょう。
①必要書類を早めに準備(戸籍謄本、遺産分割協議書など)
② 相続人全員で早めに話し合う
③ 専門家(司法書士)に相談して手続きを依頼する
4. まとめ
相続登記を放置すると、不動産の売却・活用ができなくなるだけでなく、相続人同士のトラブルや法的な罰則のリスクもあります。
2024年4月の義務化を機に、早めの手続きをおすすめします。
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