相続登記は済んだけれど…銀行口座や証券の名義変更を忘れていませんか?
「相続登記は終わったから、もう大丈夫だと思っていました」
そうおっしゃる方からのご相談が、実は非常に多く寄せられています。
不動産の名義変更(相続登記)は重要な手続きのひとつですが、それだけで相続が完了するわけではありません。
銀行口座・証券口座・保険など、名義変更が必要な財産は他にもたくさんあるのです。
今回は、相続登記との違いや、金融資産の名義変更を放置した際のリスクについて解説します。
✅ 相続登記=相続の完了、ではない
相続手続きは、「財産ごとに個別の名義変更が必要」となります。
つまり、不動産の登記が完了していても、銀行や証券会社の口座は自動的には名義変更されません。
● 不動産 → 法務局での相続登記(司法書士が対応)
● 銀行口座 → 金融機関ごとの相続手続き
● 証券口座 → 証券会社との書類のやり取り
● 生命保険 → 保険会社への請求
● 車・公共料金など → それぞれの事業者への名義変更
それぞれが別々の手続き・書類・窓口になるため、放置しがちになるのです。
✅ 手続きを放置するとどうなる?
相続登記は義務化されましたが、それ以外の手続きを怠った場合も次のような問題が生じます。
✅ 口座が凍結されたままになり、引き出しができない
✅ 証券の配当金が滞留し、売却もできない
✅ 保険金の請求期限を過ぎてしまう
✅ 遺産分割が未了のまま次の相続(数次相続)に突入してしまう
✅ 他の相続人との関係が悪化する原因にもなる
「登記は済ませたから、あとはゆっくり…」と考えているうちに、手続きが困難になるケースは少なくありません。
✅ 司法書士が一括サポートできること
司法書士というと「登記だけを扱う専門家」というイメージをお持ちの方も多いですが、
弊所では次のような遺産承継業務全体を一括でお引き受けしています。
✅ 金融機関への相続手続きの問い合わせ・書類取得
✅ 戸籍・相続関係説明図・遺産分割協議書の整備
✅ 銀行・証券会社への申請書類の作成・提出
✅ 必要に応じて、税理士・社労士など他専門家との連携
これにより、相続人の方が各金融機関とやり取りする手間を大幅に削減できるだけでなく、
必要な書類の漏れや、提出タイミングの遅れも防ぐことができます。
✅ まとめ:名義変更の“やり残し”にご注意ください
✅ 相続登記を終えても、手続きはまだ半分
✅ 銀行・証券・保険など、別個の名義変更が必要
✅ 放置すると凍結・期限切れなどリスクが大きい
✅ 司法書士が一括で手続きをサポートすることで確実かつ迅速に対応可能
弊所では、不動産の相続登記とあわせて、金融資産・保険等の遺産承継業務にも幅広く対応しています。
「登記は終わったけれど、他に何をすればいいのか分からない」とお悩みの方は、ぜひ弊所にご相談ください。